男女差 2019 10 27

書名 脳が知っている 怒らないコツ
著者 加藤 俊徳  かんき出版(ゴマブックス)

「女性は、言葉で生きている」
 だから、結婚詐欺師に騙される。
詐欺師は、言葉の魔術師だからである。
 一方、善良な男性は、言葉の表現力がなく、
しかも、言葉足らずである。
だから、いつまでたっても結婚できない。
 さて 誰かから「結婚生活は、どうだい」と聞かれた時に、
男性であるあなたは、「別に」と答えたとする。
 さあ、大変だ。
これを聞いた奥さんからは、今後、数十年にわたって恨まれることになる。
 男性は、「別に」という短い単語で、
数十年にわたって恨まれるとは、理不尽であると思うかもしれませんが、
このような短い単語が、命取りになるのです。
下手をすれば、熟年離婚の原因になり得るでしょう。
 男性は、「結婚生活は、別に問題ないよ」というつもりで、
省略形の「別に」を使ったのでしょうが、
女性の99%が、「別に」という言葉を否定的な意味合いで受け取ります。
つまり、女性社会では、「別に」という言葉は、いい言葉ではないのです。
 そもそも、たとえ「結婚生活は、別に問題ないよ」と言っても、
女性は、肯定的な意味合いでは受け取らず、不満を感じるでしょう。
 このような場合は、「結婚生活は、楽しい。充実している」と言うべきでしょう。
男性からしてみれば、「まるで結婚詐欺師が使う言葉のようなものだ」と思うでしょう。
 しかし、結婚生活を良好に維持するためには、
男性は、結婚詐欺師のように、言葉の魔術師になるべきです。
 間違っても、省略形は使うべきではありません。
たいていは、女性は、言葉の省略形を悪いほうに受け取ります。
「女性は、共感する頭脳であり、男性は、解決する頭脳である」
 何か悩み事がある時に、たとえ解決できなくても、
そういう悩みについて、共感しあえば、女性は満足します。
 しかし、男性は、解決する頭脳なので、
共感するよりも、解決方法を探すことに熱中します。
 もし、解決できないとなると、男性は、不愉快になり不機嫌にもなります。
女性が「共感してほしいだけなのに、なんで怒っているのか」と思うと、
ここから、男女間の戦争が始まります。
 そもそも、男性には、共感という機能はありません。
ひたすら、問題を解決する方向に走り、
解決できないとなると不機嫌になり、
「なんで、俺に相談したのか」と怒り出します。
 女性としては、「解決できなくても、一緒に共感してほしい」という思いで、
男性に相談したのでしょうが、男性には、共感という機能はありません。
 ここから、男女間の戦争が始まりますが、
男女の違いというものを誰も教えてくなかったことに不幸があるでしょう。
(注)
 この本は、2016年に、「かんき出版」から出版されましたが、
最近、「ゴマブックス」からコンビニ向けの書籍として出版されました。











































































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